ZNFってどんなクラブ?1.場所場所は埼玉県入間郡越生町にあります。越生町は関東平野の西のはずれにあたり、西に秩父連山が連なります。 このため、越生各局は少なくとも西方面のロケーションは良くありません。 (全方向を山に囲まれている局も少なくありません。) 山が近いということは、短時間に山に登れるという利点もあります。 実際、15分もあれば関東平野を一望できるところにはたどり着けます。 クラブ内ではこの利点を生かして?、「いつかは山の上にシャックを建てたいなあ」 と話をしていたのですが、それを本当にやってしまった人が出てきました。 名前は伏せておきますが、その方の土地(アンテナも)を借りてZNFは運用されて います。 ロケーションは東京方面に若干の尾根がありますが、北から東を通って南までは 水平線まで見えるのではないかと思うくらい、抜群のロケーションです。 西は秩父連山の影響があります。(当地の海抜は470m、それに対して埼玉県と 長野県の境の山々は3000m級です。) 写真をお見せしたいのですが、立ち木が邪魔になってなかなか良い写真が取れま せん。 その中で何枚かの写真を載せます。
2.メンバー現在の会員は20名程度です。一時期は40名を超えるメンバーがおりましたが、昨今の無線ブーム衰退の影響 もあって現在では半分程度になっています。 でも、今のメンバーはマニアぞろいですぞ! 本業は電気工事屋をはじめとする強電関係、電気回路などの弱電関係、SE、公 務員、シェフなどばらばらです。 電気屋は半分以下です。無線関係にしてはちょっと少ないような気もします。 3.生い立ち1985年冬、当時地元のおまわりさんだった橋本さんのお声がけでみんなが集まり、今のクラブの元が出来ました。 翌86年に正式に免許を取り、現在に至っています。 コンテストは86年のフィールドデーに初参加しました。 峠の茶屋の一角を借り、業務用の発電機を使用してエントリ、初出場で8位に気を 良くして、翌年からALL JAコンテストに参加しています。 コンテストでは近くの山をいくつか回りました。 移動先でも14Mから28Mはフルサイズの3ele、50Mは20mHの7eleと固定局 に負けない設備で参加しています。(一時期は7Mに短縮2eleで参加。) 電源は前述のように業務用の発電機を使っていますので、冷蔵庫あり、炊飯器 ありと快適な環境でした。もちろんリグも固定局用のものを使っています。 そんな状況ですから、場所探しが大変です。 林道が中心となりますが、規模が規模だけに地権者への挨拶、道路使用許可 等、事前の準備も大がかりになります。 ですが、もともと地元。周りの人も顔なじみが多く、はじめは怪訝な顔で見に来 るものの、顔がわかると「どこどこのなになにちゃんじゃないの!」てな感じで、差 し入れまで持って来てくれることもありました。 現在は冒頭で申し上げたとおり、無線好きの会長が山を買い取ってしまったとこ ろを借用して運用しています。 4.アンテナ群
5.運用して実際に運用していると、下界との信号強度の違いに圧倒されます。ハイバンドはあたりまえと感じるかもしれませんが、ローバンドもしかりです。 7Mや3.5Mでは常時バンド中が59+です。 一般の人からは「何とかの大声」といわれるかもしれませんが、下界では聞こえ 無い信号でバンド中が「ボワーン」といった感じで聞こえているのです。 カブリもすごいです。 50Mではさすがにバンド中59+とは言いませんが、少なくとも10KHz中に1局 は9+20dBの局がいます。 7eleという切れるアンテナを使っているのは、確かにコンテストでは不利ですが、 そうしないとカブリが強くて受信不能になってしまうためです。 リグも色々なものを試しました。 一番面白かったのは50Mの「FT1000MP+FTV1000 vs JST245」でした。 最初に聞いた感じはFT1000かなと思いましたが、どちらも聞こえるときは聞こえ るし、かぶってしまったものは聞こえませんでした。 FT1000は低音が強く出て高級感がありますが、コンテストでは乾いた音の245 に軍配が上がる等に思えました。 メーターは1000の方が振れます。 グランドノイズも1000の方が高いです。 ですが、前述したように聞こえ無いものは聞こえ無いのでした。 戻る |